8.行政書士の年収をもっとアップさせるために

お客さんは困っています。
自分が置かれている状況に困るとともに、その悩みを誰に相談すれば良いのかわからずに困っているケースが実は少なくありません。

そうした中、行政書士には、法律の相談窓口になることが求められています。まずは話を聞いた上で、適切な相談相手をアドバイスする、まさに「窓口」あるいは「受付」のイメージです。

案件によっては、行政書士としての仕事につながらず、お金をいただくことはできないかもしれません。しかし、だからと言って決しておろそかにしてはいけません。親身な対応は、評判などの形で必ずや自分に返ってくるはずです。あるいは、仕事を回した先の士業から、今度はお返しに、別の仕事を紹介されるなんてこともあるかもしれません。高年収を得ている行政書士は、たとえ仕事に直接結び付かないとしても、お客さんや、他の士業との関係をとても大切にしているものです。

広大な業務範囲を持つ行政書士ですが、それでも法律上、対応することのできない法律分野も存在します。上で述べたように、他の専門家につなぐ、というのも良いのですが、高年収を目指す上では、自分のところですべて解決できるよう、サービスの「ワンストップ化」も検討したいところです。社会保険労務士の資格も取得し、対応業務の幅を広げる。あるいは司法書士を雇用して、行政書士業務との相乗効果を図る。経営者感覚を持って、こうした経営戦略を練ることも、安定した事務所運営と年収確保のためには必須であると言えます。

資格試験の学習を通じて、どんなに完璧に法律知識を身につけたとしても、開業後、自身の力だけですべての法律問題を解決することはできません。たとえできたとしても、高い年収を得るという観点に立つと、決して効率的とは言えないでしょう。得意分野を見定めて、それに特化しながら、お客さんにアピールする。そして、不得意分野に関しては、積極的に他の士業、あるいは他の同業者を活用する。そうした姿勢こそが、遠回りなように見えて、実は年収をアップさせる近道だったりするのです。



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