行政書士にとって「人脈」が大切である理由

前のページでは、行政書士の営業活動には正解がないと述べましたが、ただひとつ例外があります。それは「人脈を築くこと」です。もちろん人脈を築いたからといって、すぐに劇的な効果が望めるなんてことはありませんが、紹介などを通じて、お客さんは少しずつ、しかし確実に増えていきます。

さて、一口に「人脈」と言っても、さまざまな人脈がありますが、仮にあなたが新人行政書士の場合には、先輩行政書士との関係性強化に努めることをおすすめします。先輩行政書士が新人であるあなたに仕事を紹介してくれるケースはそれほど多くはありませんが、しかしたとえば専門分野が異なれば、そうした可能性も十分にあります。

また、先輩行政書士と人脈を築くことの効果は単に営業面だけに止まりません。たとえば実務の現場でわからないことが生じたときに真っ先に相談できるのが、先輩行政書士だったりするのです。

確かに、専門書などを調べれば、自力で解決できることもあるでしょう。しかし行政書士の実務にはグレーゾーンも多く、また都道府県によって求められる書類が異なるなんてこともあります。そうしたときに役立つのは、本に記載された画一的な知識ではなく、先輩行政書士の“生きた知識”です。

そうした先輩行政書士との関係性を築くためにも、以前のページでご紹介した研修会などには積極的に参加すべきです。研修会を通じて、実務知識、最新の書式、そして人脈を手に入れることができれば、一石二鳥ならぬ一石三鳥になりますので、これを活用しない手はありません。

そして人脈に関しては、行政書士だけでなく、他の士業との関係性を築くことも大事になってきます。たとえばお客さんから「税理士を紹介してほしい」と言われたときに、信頼のできる税理士を速やかに紹介することができれば、あなたの株もきっと上がるはず。 もちろん逆もあって、お付き合いのある税理士から、行政書士の仕事を回してもらえるケースもあるので、営業面でも、他士業との連携はとても有効です。



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