行政書士の「実務」の学び方

許認可でも会社設立でも在留許可でも何でもかまいません。自分なりに取り扱い業務を決めたなら、早速、その関係の仕事に着手したいところですが、でも行政書士試験に合格してまだ間もない段階で、その仕事をきちんとやり遂げる自信はありますか?

確かに、行政書士試験の受験勉強を通じて、さまざまな法律知識を習得したはずです。しかし机上の知識と、現場での実践はあくまでも別物。行政書士の業務は実務を積み重ねることでしか体得することではできません。

しかし最初は誰もが実務経験ゼロの状態から始めるわけで、「経験がないとできない」というのでは、いつまで経っても第一歩を踏み出すことができません。そんなときに役立つのが各種研修会です。

このあたりのことは、行政書士資格を運営する側でもよくわかっていて、行政書士としての資質を向上させるための研修会をいろいろと開催してくれています。 たとえば東京都の例で言えば、新人向けの研修会や業務分野別の研修会、さらには支部が開催する研修会や任意団体が開催する研修会などもあります。

こうした研修を担当するのは、第一線で活躍する行政書士の先生です。 そのため、教科書には書かれていない“生の声”や“生きた知識”に触れることができる点も、研修会に参加することの大きなメリットと言えます。

また研修会では、業務に必要な各種書式を入手することもできます。 書式については本などでも手に入れることはできますが、それらは往々にして古い書式であることが少なくありません。実務に即した知識と、最新の書式の両方を手に入れることができるわけですから、こうした研修会に参加しない手はありません。

もちろん、どんなに積極的に研修会に参加したとしても、実務の現場では自分の知らない事柄に直面してしまうものです。行政書士の業務は多岐にわたるわけですから、それは仕方のないことだと思ってください。

そうしたときには改めて調べ直したり、あるいは役所の担当部署に問い合わせればOK。その意味では、開業行政書士には謙虚な姿勢と、常に学び続ける向上心が必要だと言えるでしょう。



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